2025年共通テスト情報IのStanine度数分布
2025年1月19日、初めての「情報I」共通テストが行われた。22日の中間集計では、94751人の平均値73.10、標準偏差15.58、最高100、最低0であった。24日の中間集計(採点未終了者は約3000人)では、265785人の平均値69.46、標準偏差16.07であった。
24日には「段階表示換算表」も発表された。この「段階表示」というのは、Stanine(大学入試センターの表記はスタナイン、英語の発音はステイナイン)という方法で、全体を得点順におおよそ4,7,12,17,20,17,12,7,4%の9段階に分ける。「情報I」では次のようになった。
| 段階 | 点数範囲 |
|---|---|
| 9 | 94〜100 |
| 8 | 89〜93 |
| 7 | 83〜88 |
| 6 | 75〜82 |
| 5 | 66〜74 |
| 4 | 58〜65 |
| 3 | 49〜57 |
| 2 | 39〜48 |
| 1 | 0〜38 |
これを4,7,12,17,20,17,12,7,4%であると仮定して、ヒストグラムを描き、平均・標準偏差から正規分布の密度関数を重ね書きする:
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
data = np.array([[94, 100, 4],
[89, 93, 7],
[83, 88, 12],
[75, 82, 17],
[66, 74, 20],
[58, 65, 17],
[49, 57, 12],
[39, 48, 7],
[0, 38, 4]])
plt.bar(data[:,0]-0.5, data[:,2]/(data[:,1]-data[:,0]+1)/100,
width=data[:,1]-data[:,0]+1, align="edge",
color="lightgray", edgecolor="black")
mean = 69.46
sd = 16.07
x = np.arange(101)
y = np.exp(-((x-mean)/sd)**2/2) / np.sqrt(2*np.pi*(sd**2))
plt.plot(x, y)
正規分布より頭が平べったいことがわかる。