アクセスカウンタ
例
PHP で簡単なアクセスカウンタを作ってみましょう。
あなたは 184163 人目のお客様です。
作り方
こういった表示をするには,該当箇所に次のように打ち込みます。
<?php
$f = fopen("count.txt", "r+");
$c = fgets($f, 10);
$c = $c + 1;
fseek($f, 0);
fputs($f, $c);
fclose($f);
?>
<p>あなたは <?php echo $c; ?> 人目のお客様です。</p>
そして,0 とだけ書き込んだファイル count.txt
を作って,サーバに送り,「読む」「書く」のパーミッションをすべてオン(666)にしておきます。
仕組み
fopen("count.txt", "r+") は,ファイル count.txt を開く命令です(fopen = file open)。r+ は開き方のフラグで,r なら読む(read),w なら書く(write),r+ なら読むけれど書くこともできる開き方です。fopen() はファイルのハンドル(把っ手)を返しますので,それを変数 $f に代入します。
fgets() は開いたファイルの把っ手を指定して文字列を読み込みます(fgets = file get string)。2番目の引数 10 は,最大10文字読むということです。アクセス数ですからこれで十分でしょう。
$c = $c + 1; は,読んだアクセス数に 1 を加えます。
fseek($f, 0) はファイルを位置 0 つまりファイルの先頭まで巻き戻します(fseek = file seek)。
fputs() はファイルに書き込みます(fputs = file put string)。
最後に fclose() でファイルを閉じます(fclose = file close)。