2003年10月25日,Mac OS X 10.3(Panther)が届いた。
1〜2枚目が基本部分,3枚目がX11等,4枚目が開発環境である。 もちろん全部入れる。
昔使っていた PDF Viewer for Mac OS X がなぜか動かないので,新しくなった「プレビュー」を標準の PDF ビューアにする。
JTerminal は動くが,新しくなった Terminal を標準のターミナルにする。
昔 make した Carbon 版 Emacs が動かない。 Emacs 21 for Mac OS X から最新のソースをいただいてきて,説明どおりに make。
昔 make した TeX 関係のものは xdvi も含め正常動作。 だが,念のため再 make。
Carbon Emacs では,和欧2:1幅のフォント設定がなかなかうまくいかない,ことえりでインライン入力ができない,和文ファイル名の濁点・半濁点がうまく表示できないといった問題がある。 そこで,ターミナルで Emacs を使ってみることにする。 標準の Emacs ではなく Carbon Emacs を emacs -nw で起動して使うのである。 ターミナルの設定は utf-8 にする。 このための設定の追加は以下のようにした(.emacs.el は iso-2022-jp で書いておく)。
(if window-system
(set-keyboard-coding-system 'sjis-mac)
(progn
(set-keyboard-coding-system 'utf-8)
(set-terminal-coding-system 'utf-8)))
(utf-translate-cjk-mode t)
これで前述の三つの欠点がすべて解消される。 ただし,行末を超えて日本語入力するとターミナル表示がおかしくなるので,ときどき C-l で再描画する必要がある。
.bashrc と .bash_profile には次のように書いておく。
export LANG=ja_JP.UTF-8 export LESSCHARSET=utf-8
.inputrc には次のように書いておく。
set convert-meta off set output-meta on set input-meta on
この設定の難点は,pTeX が utf-8 に対応していないことである。 pTeX をターミナルで多用する際には euc-jp にしておくのが無難。
文字コードの変換には iconv が標準で付くようになった。
iconv -f euc-jp -t utf-8 euc.txt >utf.txt
Last modified: 2004-03-15 17:13:49