XEMacs

★ [2001-07-23] 新村さんによれば、落ちる問題は XEmacs-21.4.3 で解決したようです。 gcc-3.0 でビルドできるそうです。以下はまだ古いままの状態です。そのうち書き直します。

Linux でのインストール

Vine Linux なら Vine Plus から次のものをいただいてきて rpm します。

xemacs-21.1.6-8.i386.rpm
xemacs-canna-21.1.6-8.i386.rpm
xemacs-el-21.1.6-8.i386.rpm
xemacs-extra-21.1.6-8.i386.rpm
xemacs-sumo-19990729-7vl1.noarch.rpm
xemacs-sumo-el-19990729-7vl1.noarch.rpm
compface-19891111-2.i386.rpm
dnd-1.1-1.i386.rpm
mew-xemacs-1.94-2.i386.rpm
mew-xemacs-extra-1.94-2.i386.rpm

参考サイト

XEmacs Short Tips (家永数行さん)
emacs-20.4のインストール（Solaris2.5.1J)
K's Room (インストールメモの Solaris の中に XEmacs についての記述あり)

旧JISの文字化け

ある ML だけ文字化けします。調べたら， ESC $ B，ESC ( B を勝手にそれぞれ ESC $ @, ESC ( J に書き換えているようです。つまり，新JISは旧JISに，ASCIIはJISローマ字に変換されています。これで文字化けするようです。そこで，とりあえずスクリプトで変換したりしていたのですが，面倒なので， /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese/fonts.alias に次のように書き加えました（Vine Linux 1.0，1.1）。

-jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
-misc-fixed-medium-r-normal--16-160-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
-alias-fixed-medium-r-normal--16-160-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0

-jis-fixed-bold-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-bold-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
-misc-fixed-bold-r-normal--16-160-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-bold-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
-alias-fixed-bold-r-normal--16-160-75-75-c-160-jisx0208.1978-0 -jis-fixed-bold-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0

（後記） Wanderlust メーリングリスト全文検索を探したところ，不足フォント対策でもっと基本的な方法がわかりました。 GNU をアーカイブしているところの intlfonts/intlfonts-1.2.tar.gz をいただいてきて展開し，その中で make すると， /usr/local/share/emacs/fonts の中にたくさんのフォントが入ります。 ~/.Xclients に

xset fp+ /usr/local/share/emacs/fonts

と書き加えます。必要があれば -misc-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisc6226.1978-0 を右辺としてエイリアスを設定しておけばいいと思います。

もっと簡単な方法として，~/.emacs に

(set-charset-registry 'japanese-jisx0208-1978 "jisx0208.1983")

と書いておくという方法も書いてありました。

フォント関係の warning がうるさい場合は ~/.emacs に

(setq display-warning-suppressed-classes '(font))

のように書いておけば防げます。また，

(setq display-warning-minimum-level 'error)

のようにすればすべての warning が表だって現れないようになります。

自分でコンパイル

この XEmacs はときどき core を吐いて落ちます。そこで，自分で最新のものをソースからコンパイルすることにしました。

Ring サーバから

ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/text/xemacs/xemacs-21.1/xemacs-21.1.9.tar.gz

をいただいてきて，次のように料理しました。

cd /usr/local/src
tar xvzf ...../xemacs-21.1.9.tar.gz
cd xemacs-21.1.9
./configure --with-xfs --with-pop --with-mule --with-canna \
    --site-includes=/usr/include/canna
make
make install

私は make install の前にソースツリーの lisp/mule/kinsoku.el を次のように書き換えて禁則処理をカスタマイズしました。

(defvar kinsoku-jis-bol
  "、。，．・：；？！゛゜＿’”）〕］｝〉》」』】°′″"
  "BOL kinsoku for JISX0208.")
(defvar kinsoku-jis-eol
  "‘“（〔［｛〈《「『【"
  "EOL kinsoku for JISX0208.")

これは古い mule なら .emacs に書いておけばよかったものですが xemacs はそれではだめでした。

なお，xemacs は依然としてときどき落ちます。どうも日本語の文字コードが不正だと落ちるようです。

リンクはご自由にどうぞ。

松阪大学奥村晴彦 okumura@matsusaka-u.ac.jp

Last modified: Mon Jul 23 08:46:49 JST 2001