WebCam Plus

私の研究室のリアルタイム画像 (停止中) (作り方は下をご覧ください)

[News] 松本隆太郎さんの Linuxにビデオカメラをつなぐ はたいへん役に立ちます。

はじめに

CreativeVideo Blaster WebCam Plus は安価な USB カラービデオカメラである。 ハンドフリーマイクも付いて定価6,880円。

NetMeeting に利用(2001年4月)

まずは Windows の NetMeeting で使用した。 この Windows マシンは Linux で IP masquerade されたプライベートIPアドレスのマシンである。 NetMeeting を通すためのモジュールを NAT&H.323 からいただいてきてインストールし, IP-Masquerade-HOWTO-6 を見て Juan Jose Ciarlante's Home Page から ipmasqadm をいただいてきてインストールした。

# テーブルをクリア
/usr/sbin/ipmasqadm portfw -f
# port forwarding
/usr/sbin/ipmasqadm portfw -a -P tcp -L 実アドレス 1720 -R 嘘アドレス 1720 
/usr/sbin/ipmasqadm portfw -a -P tcp -L 実アドレス 1503 -R 嘘アドレス 1503
# テーブルをリスト
/usr/sbin/ipmasqadm portfw -l

外から呼び出せるようにするには NAT&H.323 の FAQ に書いてあるようにカーネルソースにパッチをあてないといけないようだ。 カーネル(2.2.18)を入れ換えてやっと大学から呼び出してもらうことに成功。

これで Ring の会議にリモートから参加できた。

(後記)その後 NetMeeting の機会がないうちにカーネルを 2.4.x にしてしまい,現在は動いていない。井内様からカーネル 2.2.x で ip_masq_h323 ではうまく動かなかったが ip_masq_netmeeting というモジュールでうまく動いたというご報告をいただいた。

Linux から直に使用(2001年8月)

WebCam Plus が Linux から使えるという 報告 を見つけたので、さっそくやってみる。 Linux カーネルは 2.4.8 である。 まず次のような設定でカーネルを再構築する。

CONFIG_VIDEO_DEV=m
CONFIG_VIDEO_PROC_FS=y
CONFIG_USB_OV511=m

USB については Linux 2.4 で書いたように設定しておく。 これで WebCam を差し込むと、次のようなメッセージが dmesg や /var/log/messages に出る。

Linux video capture interface: v1.00
usb.c: registered new driver ov511
ov511.c: USB OV511+ camera found
ov511.c: camera: Creative Labs WebCam 3
ov511.c: Sensor is an OV7620
usb.c: ov511 driver claimed interface c2cb42a0
ov511.c: v1.28:OV511 USB Camera Driver

あとは xawtv Homepage から最新の xawtv_3.60.tar.gz をダウンロードして展開。

./configure
make
make install

テストのため src/xawtv をとりあえず起動してみる。

実際の運用には、たとえば次のような ~/.webcamrc を作る。

[ftp]
#host = www.matsusaka-u.ac.jp
#user = okumura
#pass = xxx
#dir  = public_html/webcam
dir  = /home/okumura/public_html/webcam
file = webcam.jpg
tmp  = tmp.jpg
#passive = 1
#debug = 0
auto = 0
local= 1

[grab]
device = /dev/video0
text = "webcam %Y-%m-%d %H:%M:%S"
#infofile = xxx
#width = 320
#height = 240
width = 640
height = 480
delay = 10
#input = composite1
#norm = pal
rotate = 0
top = 0
left = 0
bottom = -1
right = -1
quality = 75
trigger = 0
once = 0

これで webcam を起動すると、/home/okumura/public_html/webcam/webcam.jpg が delay = 10 秒ごとに更新される。 local を 0 にして host、user、pass を指定すれば ftp でアップロードできる。 詳しくは man webcam。


リンクはご自由にどうぞ。

松阪大学 奥村晴彦 okumura@matsusaka-u.ac.jp
Last modified: Mon Mar 4 16:15:53 JST 2002