これはUSB接続のCompactFlashとスマートメディアのリーダ・ライタである。
Linuxマシンに差し込むと次のように言ってくる。
Aug 26 19:03:06 okuhome kernel: Manufacturer: DataFab Systems Inc. Aug 26 19:03:06 okuhome kernel: Product: USB-DFRW(LC1)
検索したところ、 Jimmie's Linux USB drivers page に 2.4.5 に対するパッチがあることがわかる。 私のは 2.4.8 だが思いきって当ててみると、じつはほとんどのものがすでに含まれていることがわかる。 結局、次のようにするだけでよい(差分は 2.4.10 用のものに差し換えた)。
cd /usr/src patch -p0 -b <datafab.dif cd linux make xconfig
CONFIG_USB_STORAGE_DATAFAB をオンにする。
make dep make clean make modules make modules_install
差し込むと、あれあれ、/dev/sdb1 と /dev/sdc1 で二重に認識されたようである。 そういえば、 Jimmie's Linux USB drivers page にもそんな報告があると書かれていた。 逃げ手はあるらしいが、特に問題ないとのことなので無視。
コツは,メディアを入れた状態で USB を差し込むことのようだ。
/mnt/reader などというマウンティングポイントを作っておき,/etc/fstab に次のように書いておくと便利。
/dev/sdb1 /mnt/reader vfat user,noauto 0 0
2.4.15 では /usr/src/linux/drivers/usb/storage/unusual_devs.h の #ifdef CONFIG_USB_STORAGE_DATAFAB の最後に次を追加するだけ(2.4.15 はバグがあるので避けること)。
UNUSUAL_DEV( 0x07c4, 0xa109, 0x0000, 0xffff, "IO Data/Datafab", "IO Data/Datafab CF+SM Reader", US_SC_SCSI, US_PR_DATAFAB, NULL, US_FL_MODE_XLATE | US_FL_START_STOP ),
2.4.17 でも同様。377行目の #endif の直前に上の5行を入れればいい。
2.4.18 では上のパッチが最初から入っている。
リンクはご自由にどうぞ。
松阪大学
奥村晴彦
okumura@matsusaka-u.ac.jp
Last modified: Tue Feb 26 07:40:35 JST 2002