松阪大学で2000年度の新入生に斡旋した東芝 Satellite 2140 というノートパソコンに Linux を入れてみました。
マシン仕様は CPU AMD-K6 3D, Windows 98 2nd edition, RAM 64M, ディスプレイ S3 ViRGE/MX, 内蔵 LAN カード Intel 21143/2 based 10/100 Mbps Ethernet Controller です。
雑誌付録の Vine Linux 1.1 を使いました。具体的な手順は CD-ROM の INSTALL.TXT に詳しく載っています。
Windows を終了して MS-DOS モードで再起動し,CD-ROM に入っている fips.exe (2.0) を使って約6GBの HDD を Windows に 4GB,Linux に約 2GB に分けました。また,mkboot を使って Linux ブートディスクを作りました。このブートディスクで起動し, インストーラの指示にしたがって進めていきます。インストーラから Disk Druid または fdisk でパーティションの設定をするようになっていますが,Disk Druid はかえって不自由そうだったので慣れた fdisk を使い,Windows(hda1)以外の部分をさらに2分割し,hda2 を /,hda3(128MB)をスワップにしました。 PCMCIA がハングするので, PCMCIA モジュールを外してインストールしました。 S3 ViRGE/MX は SVGA でちゃんと動きますが, 高速スクロール時にちらつきが出るようです。 内蔵 LAN カードはカーネル 2.2.14 の tulip で動きました (古いものはダメでした)。
これは一例です。
ノートパソコンを大学に返却しなければならなくなったのですが、 また1日だけ借りることができましたので、今度は Vine Linux 2.1 をインストールしてみました (すでに 2.1.5 が出ていますが CD-ROM が手許になかったため)。
あらかじめ CD-ROM から fips 2.0 をフロッピーにコピーし、 Windows 起動ディスクで立ち上げて、 最後の 2G だけ Linux 用に失敬しました(さらにその最後の 128M をスワップ領域にしました)。
ESC を押しながら起動し、F1 で BIOS を呼び出し、 CD-ROM ブートにしてから Vine 2.1 CD-ROM で起動し、Vine のインストーラで簡単に設定できました。
root で /usr/sbin/kbdconfig で Ctrl と Caps を取り替えた日本語キーボードモードを選びます。
root で kon を起動してから Xconfiguratore で X を設定します。 カスタムで二つ目の 800x600 を選び、16ビット 800x600 で起動できるようにします。
内蔵 Ethernet インターフェースも、音も、勝手に有効になりました。
ログインすると svc: bad direction 65536, dropping request なる文句がコンソールにときどき現れますが、何でしょう?
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松阪大学 奥村晴彦 okumura@matsusaka-u.ac.jp
Last modified: Tue Jul 24 14:44:10 JST 2001