ROOT は CERN で開発されたデータ解析ソフトです。 詳しくは The ROOT System Home Page をご覧ください。
ROOT はマクロ言語として日本HPの後藤正治さんが開発された C/C++ インタープリタ CINT を使っています。 CINT については私の C, C++ のページをご覧ください。
Vine Linux 1.x では RedHat 5.x 用のバイナリでうまくいきました (ソースも提供されていますが最初はバイナリがないとコンパイルできないようです)。 最新の ROOT バイナリと TrueType フォントをいただいてきて, 適当なところで展開します。
cd /usr/local これ以外の場所でもいい tar xvzf ...../root_v2.23.Linux.2.2.3.egcs111.tar.gz tar xvzf ...../ttf_1.1.tar.gz cd root ln -s ../ttf ttm 次の3行は .bash_profile に書いておくといい export ROOTSYS=/usr/local/root export PATH=$PATH:$ROOTSYS/bin export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ROOTSYS/lib cd tutorials root
これで ROOT が起動して root [0] のようなプロンプトが現れますので,たとえば
.x benchmarks.Cと打ち込めば,たくさんのデモがメドレーで現れます。終了は
.qです。
もっと詳しい ROOT の勉強には 白崎泰弘 さんの サルにもわかる ROOT という PostScript ファイルを印刷して読むのが近道です。
バイナリを /usr/local/root にインスト−ルしてある状態を仮定します。 Vine Linux(glibc2),gcc-2.95.2 の環境に合わせて再構築してみます。 ソ−スをいただいてきて,ROOT のディレクトリで展開します。
cd /usr/local/root tar xvzf ...../root_v2.23.10.source.tar.gz ./configure linuxegcs make depend make
これで OK です(make install は不要です)。
リンクはご自由にどうぞ。
松阪大学 奥村晴彦 okumura@matsusaka-u.ac.jp
Last modified: Thu Jan 6 18:17:54 2000