<追記> Javaを作った会社SunはOracleに買収されてしまいました。JavaはOracleが引き続き開発・サポートを続けるはずですが,以下のリンクはOracleのサイトにリダイレクトされるものがあります。</追記>
以下では,Javaのプログラミングを勉強するためのインストールの方法を説明します。単にJavaでできたページを閲覧するだけなら,Windowsの場合は あなたと Java のページからインストールするほうが簡単です。この場合にインストールされるのは,以下で説明するJDKではなく,JRE(Java Runtime Environment)というものです。Mac OS Xでは最初からJavaが入っています。<追記> AppleはJavaをdeprecated(非推奨)とし,今後はサポートしないそうです。→Java for Mac OS X 10.6 Update 3 and 10.5 Update 8 Release Notes: New and Noteworthy </追記>
以下で \
はブラウザのフォント設定によって半角¥(円印)に見えることも半角\(バックスラッシュ,逆斜線)に見えることもありますが,両者は内部的には同じ文字(16進 5C
の文字)です。
バージョン番号はこのページを書いた時点のものです。
http://java.sun.com/ で右側の Popular Downloads: の中の「Java SE」と書いてあるリンクをクリックします。現れるページの右側に「Japanese 日本語版」というリンクがあるので,それをクリックします。
「Java SE Downloads」というページに飛びますので,その中の「JDK 6」の「ダウンロード」をクリックします。セキュリティ警告が出た場合は「続ける」または「OK」をクリックします。
Downloadのページに飛びますので,まずAcceptと書いたラジオボタンをクリックし,通常は Windows Offline Installation, Multi-language という数十MBの巨大なファイルをダウンロードします。
ダウンロードして起動すると,いろいろ聞いてきますので,適当に答えて「次へ」「次へ」……と進んでください。
Windows 版はデフォルトでは C:\Program Files\Java\jdk1.6.0
といったところにインストールされ,その中の bin
に実行ファイルが入りますので,
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0\bin
を環境変数 PATH
に加えてください。
具体的には,次のようにします。
Windows NT/2000/XP
なら「スタート」→(「設定」→)「コントロールパネル」→(「パフォーマンスとメンテナンス」→)「システム」→「詳細設定」(または「詳細」または「環境」)→「環境変数」で「ユーザー環境変数」PATH
(大文字・小文字は区別しないので Path
でも同じ)があれば「編集」でその最後に ;C:\Program Files\Java\jdk1.6.0\bin
を追加します。
なければ「新規」で PATH
を作成し,その値を C:\Program Files\Java\jdk1.6.0\bin
とします。
再起動の必要はありません。
開いているコマンドプロンプトがあれば,いったん閉じてください。
なお,自分だけではなくユーザ全員に Java
を使わせたい場合は,管理者権限でシステム環境変数に上記のことを登録します。
Windows Me では「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で msconfig
と入力し,上と同様に PATH
を編集してください。
Windows 95/98 ならCドライブ直下の AUTOEXEC.BAT
というファイルをメモ帳で開いて,その最後に
set PATH="%PATH%";"C:\Program Files\Java\jdk1.6.0\bin"
を付け加えて,再起動します。
なお,古い Java で使っていた CLASSPATH
という環境変数が残っていたら,消しておきます。
今の Java は CLASSPATH
環境変数を必要としません。
「スタート」→(「すべてのプログラム」→)「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」(または「MS-DOSプロンプト」)を開き,この黒い画面に java と4文字打ち込んで Enter キーを押すと,何やら英語っぽいもので説明が出てきたら,インストールはうまくいっています。「コマンドまたはファイル名が違います」といったことを言ってきたら,環境変数 PATH の設定がうまくいっていないのでしょう。
JRE は最初からインストールされています。 開発キットを別途インストールすれば Java 開発キットも入ります。
Mac OS X 10.4の場合,標準で入るのは1.4.2です。 http://developer.apple.com/java/ から別途1.5.0などがダウンロードできます。 1.5.0のコマンドは /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0/Commands に入ります。 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions の中のシンボリックを変更することによって開発キットのデフォルトのバージョンを変えられます。
ブラウザのプラグインを1.4.2から1.5.0にするには /Applications/Utilities/Java/J2SE 5.0/Java Preferences.app を使います。 「Java アプレット内のすべてのテキストを滑らかにする」オプションをオンにしておけば,文字にアンチエイリアスがかかってきれいになります。 ついでに「詳細」タブで Java コンソールを「コンソールを開始しない」以外にしておけば,エラーメッセージを調べることができます。
[追記] Mac OS X 10.5では /アプリケーション/ユーティリティ/Java/Java Preferences.app で J2SE 1.4.2 と J2SE 1.5.0 を切り替えられます。Intel版ではさらに Java SE 6 も選べます。
Linux Wiki の Java の項を見てください。
古いWindowsはMicrosoft VM(MSJVM)というJava実行環境を持っていましたが,今のWindows XPには入っていません。 Microsoft VMの最新のものはほぼJDK 1.1.4に相当しました。 詳細は以下のMicrosoftの情報をご覧ください。
Last modified: 2010-10-26 11:15:43