大数の法則

たいすうの法則を誤解した先生がTwitterで話題になっていました。この先生は、さいころを1万回振る実験をした生徒を評して、大数の法則を習っていればそんな実験はしなかっただろうと言われたそうです。

大数の法則は、さいころを多数回振ればどの目の出る割合も1/6に近づく、という法則ではありません。さいころを多数回振ればどの目の出る割合もおのおの一定の値に近づく、という法則です。それらの値がどれも1/6であるとは言っていません。実際のさいころは、くぼみの数や大きさが目によって違うので、割合は1/6ではない別の値に近づきます。それを調べようとする実験は、意味があります。

さいころやコインを実際に多数回振って調べた論文をTwitterでいろいろ教えていただきました:

ほかにもありましたらお教えください。