例示用ドメイン名・IPアドレス
本や授業で例示用にうっかりしたドメイン名を挙げると、それが存在して、しかも適切でないコンテンツのWebサーバだったりすることがあります。仮に今そうでなくても、将来そうなるかもしれません。
そういうときは、例示用に予約されたドメイン名を使いましょう。
RFC 2606 では example.com、example.net、example.org が例示用として予約されています。JPRS でも example.jp、example.co.jp、example.ne.jp など、それに1桁の数字(0〜9)が付いた example5.jp などが例示用として挙げてあります。これらのサブドメインなら、www.example1.ed.jp なども大丈夫です。
IPアドレスにも例示用があります。RFC 5737 では例示用IPv4アドレスとして次の三つのブロックが挙げてあります:
- 192.0.2.0/24 (TEST-NET-1)
- 198.51.100.0/24 (TEST-NET-2)
- 203.0.113.0/24 (TEST-NET-3)
ここで /24 とは、最初の24ビット以外は何でもいいという意味で、例えば 192.0.2.0/24 であれば 192.0.2.0〜192.0.2.255 が使えるということです。
IPv6では今まで RFC 3849 で 2001:db8::/32 が例示用として挙げてありましたが、3fff::/20 も追加されました。
参考: