データ圧縮入門

制作中。かなり古くなってきました

圧縮ファイルの復元法

lzh

拡張子が lzh のファイルは LHA で圧縮したものです。 復元するには,MS-DOS 版の LHA のほか,Windows 上のいろいろな解凍ツールが使えます。 そのうちの一つ,Lhasa(らさ)は, Susieの部屋 にあります。 Ring サーバの /pub/pc/forest/file/archiver/lhasa/ からもダウンロードできます。

+Lhaca はさらに多くの形式の解凍,さらに圧縮もできます。

Mac では 石崎一明さんソフトウェアのページ で公開されている MacLHA を使います。 林檎の杜MacLHA のページからもダウンロードできます。

zip

拡張子が zip のファイルは Zip で圧縮したものです。 復元するには,コマンド版の unzip のほか,Windows 上のいろいろな解凍ツールが使えます。 LHA と Zip に対応した解凍ソフト Lhasa(らさ)は, Susieの部屋 にあります。 Ring サーバの /pub/pc/forest/file/archiver/lhasa/ からもダウンロードできます。

Info-ZIP Home Page から各種プラットフォームに対応した UnZip が出ています。 UnZip は Ring サーバの /pub/text/CTAN/tools/zip/info-zip/ からもダウンロードできます。 Windows 用は /pub/text/CTAN/tools/zip/info-zip/WIN32/ というフォルダにあります。 unz542xN.exe といった名前のものをダウンロードし実行すると、そのフォルダに unzip.exe ができます。

gz

拡張子が gz のファイルは gzip で圧縮したものです。 復元するには,コマンド版の gzip のほか,Windows 上のいくつかの解凍ツールが使えます。

本家 gzip は The gzip home page にあります。 gzip は Ring サーバの /pub/text/CTAN/tools/zip/info-zip/ からもダウンロードできます。 Windows 用は /pub/text/CTAN/tools/zip/info-zip/WIN32/ というフォルダにあります。 gzip124xN.exe といった名前のものをダウンロードし UnZip で展開すると gzip.exe ができます。

tar.gztgz

拡張子が tar.gz のファイルは, UNIX 標準のアーカイバ tar で複数のファイルを一つに束ねてから gzip で圧縮したもので,MS-DOS などでは tgz という拡張子にすることもあります。 tar.gz ファイルを展開するツールの一例を挙げておきます。

tar と gzip
角藤さんの TeX 用インストーラ texinst733.zip に含まれています。 これを展開すると tar.exegzip.exebzip2.exe などが出てきます。 この tar は Windows NT/2000 のハードリンクにも対応しています。
WinZip
マウスで操作できる簡単なツールです。 シェアウェアですので,使い続けるには送金が必要です。 Ring サーバの /pub/pc/forest/file/archiver/winzip/ にも入っています。
Cygnus Solutions(現 Red Hat)の Cygwin ツール群の tar と gzip
Windows 上で UNIX とほぼ同じことをするための開発ツール群です。 たいへんな量ですので、ちょっと使ってみたいというだけの人にはお勧めできません。
djgppdjtar
delorie software の djgpp 配布の中の djdev203.zip に含まれています。 これだけで tar と gzip を合わせた働きをします。 ただ,ちょっと親切すぎて,上書きするかどうかしつこく聞いてきますし, ファイル名を MS-DOS でも扱いやすい名前に直されてしまうこともあるようです (TeX パッケージの場合は特に問題は生じません)。 日本では IIJ理研 などでミラーされています。 なお,djtar.exe 単体を学内ユーザのために ここ に置いてあります。 Ring サーバの /pub/GNU/windows/emacs/utilities/i386/ にもあるようです。

展開には,tar と gzip を使うなら

tar xvzf ファイル名
と打ち込みます(gzip は tar 内部から呼び出されます)。djtar を使うなら
djtar -x ファイル名
です。

sit

Macintosh の StuffIt で圧縮されたものです。 展開にはフリーの StuffIt Expander を使います。 Mac,Windows,Linux,Solaris 用があります。

Windows 用は英語版(7.0),日本語版(5.5)などがあります。 私はバージョンの新しい英語版を選びました。 ダウンロードしたファイル STUFFIT7.EXE をダブルクリックすればインストールできます。 通常は圧縮ファイルをダブルクリックするだけで展開できます。 詳しくは添付のマニュアルをご覧ください。

Linux 用は stuffit-520.603-linux.tar.gz といった名前です。 これを適当なフォルダで展開して,bin/stuffbin/unstuff/usr/local/bin に,man/man1 以下のものを /usr/local/man/man1 に入れればいいでしょう。

これらは,StuffIt 形式以外に zip, arc, arj, gzip, compress(Windows 用はさらに cab, lzh, tar, tgz が加わり,arj は外部プログラムが必要)形式が展開できます。 uuencode, BinHex, MIME, MacBinary などのエンコード形式にも対応しているようです。

拡張子が sit でも,BinHex でバイナリをテキスト形式に直したものは,Windows 用 StuffIt Expander では1回で処理できましたが,Linux 用 unstuff では2回の処理が必要でした。

リンクはご自由にどうぞ。

松阪大学 奥村晴彦 okumura@matsusaka-u.ac.jp

Last modified: 2002-12-26 20:09:04