質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

luatex-ja + jlreqで脚注の下にフロートが配置される

- m c の投稿
TeX Live 2023(tlmgr updateで最新版を適用済み)のluatex-ja + jlreqで脚注とページ下部に配置する
フロートがある場合,フロートが脚注の下に配置されます.
luatex-ja + ltjsarticle,uplatex + jlreq及びuplatex + jsarticleではこのようなことはなく,脚注の上に
フロートが配置されます.
何か対処方法はありますでしょうか?(もちろん[t]オプションでページ上部に配置すればいいのは
理解していますが,たまたま[tb]オプションで下部に配置されたフロートがこうなってしまったので
お尋ねしている次第です)

検証ソース(組版結果を添付しています):
\documentclass{jlreq}
\usepackage{luatexja}
\begin{document}
恥の多い生涯を送って来ました。\footnote{この文章は``日本語ダミーテキスト生成器
'' https://tool.stabucky.com/convert/dummy\_text\_generator.htmで太宰治「人間失格」
のテキストを用いて出力した。}
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってから
でした。
自分は停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそれが線路をまたぎ越えるために
造られたものだという事には全然気づかず、ただそれは停車場の構内を外国の遊戯場みたいに、
複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。
しかも、かなり永い間そう思っていたのです。

\begin{table}[b]
\centering
\caption{表のサンプル}

\begin{tabular}{c|c|c}\hline
column1 & column2 & column3 \\ \hline\hline
item11 & item12 & item13 \\
item21 & item22 & item23 \\ \hline
\end{tabular}
\end{table}

\end{document}

長文原稿の入力を省力化、露伴「天うつ浪」のOCRからtextを抽出出來るか?

- mr2h の投稿
幸田露伴の長篇未完小説『天うつ浪』につき、その『縦組みupLaTeX』化につき別項で大変お世話になりました。投稿の皆様に御礼申し上げます。投稿のテーマはこの小説にでてくる「御神籤(おみくじ)」を『縦組みupLaTeX』で、どう書いたら美しく初稿のように再現できるでしょうか……という事でしたが、これはお陰様で目的通り達成出來ました。その後、このように長篇小説は公表されている「青空文庫」に収録されているものであれば、text fileでも入手できるので、これを基に『縦組みupLaTeX』化すれば、美しく組版することは、きわめて容易です。私は今までにこの方法で、長篇では漱石『吾輩は猫である』、中編では芥川龍之介や幸田露伴からそれぞれ15編程度を、『讀みやすく、見て美し』くpdfにし、それらをハードカバーの「上製本」にし楽しんできました。ところが露伴の『天うつ浪』のように、「青空文庫」に収録されていないものは、可成りの「骨折り」となりますし、その課程は余り「意味ある骨折り」とはならないのではないか、と考えるようになりました。 ですのでもし『省力化』が図ることが可能であれば、TeX活用の有用な方法となるかもしれない、と思います。 既にこの小説(初版本では三分冊、岩波文庫では二分冊)のうち、「初稿の再現」を目ざす私は、「第一」は『手入力』が完了し、目下「第二」のうち60%位が完了している状態ですので、此の侭時間はかかるものの「第三」まで完了させる積もりです。そしてこの場をお借りして、未熟さ露呈にも拘わらず公開させていただこうと考えます。 一方で、text fileでは入手できないけれども、画像fileとしては、あるいはpdf fileとしてなら入手可能な文献は、もしtext file抽出が可能であれば、TeX化も容易となります。そうすれば、文芸作品のみならず論文などにも応用でき、役に立つのではないかと考えます。投稿にも、OCRからtext file抽出可能な方法につき、ご提案をいただきましたが、私がもともとtexnicianでない上に、80歳超という老齢で、技術対応は不可能と思います。幸いそうした事情をご存じかどうか分かりませんが、和田さんが、tryしようと動き始めるようなので、大いに心強く思つています。 それでは、小説『天うつ浪』の『第一』の完成したものは既に一度公開していますが、此に『柱』をつけ、ノンブルの位置を少し変えたもの(といっても、美文書の指定どおり、に過ぎない)を再公開させていただきます。

名称未設定と表示されたtexがずっとmacの画面に表示される

- 奈々 高尾 の投稿
macを使用しています.
新しくtexファイルを作成しようと思い,texを開きファイルから新規作成を押して名称未設定と書かれたtexが画面に表示されました.その後ファイルから保存ボタンを押して編集を保存し,結局使わなくなったのでバツボタンを押して閉じようとしましたが閉じません.さらに編集もできない状態です.

ファイルを新しく保存していないのでFinderには何も表示されません.
またMacの強制終了からtexアプリを終了させたり,macを再起動すると画面から消えました.もう問題は解決したと思って別のtexファイルを開くとその名称未設定と書かれたtexが必ず画面に表示されます.それも全く閉じないし何も編集できない状態です.
どうすればいいですか
添付 名称未設定と書かれたtex.png

chamfigで書いた図に余計な線が入る.

- 大学生 後藤 の投稿
2つの五炭糖(五角形)の左の点と点で,直線が結ばれてしまうのですが,
解決法はありますか?(備考:LuaLaTeXを利用しています.)

⇩ 記述したコードです.
\chemfig[cram width=2pt]{{}^{-}O-P(-[2] O^{-})(=[6] O)-O-CH_{2}(-[6,,1]?<[7,0.7](-[6,0.5]OH(-[6]P(-[4]{}^{-}O)(=[6]O)(-[0]O-CH_{2}(-[6,,1]?<[7,0.7]-[,,,,line width=2]>[1,0.7]-[::110,1.1]O-[::50,1.1]?))))-[,,,,line width=2]>[1,0.7]-[::110,1.1]O-[::50,1.1]?)}
添付 messageImage_1702149234823.jpg

索引のn段組み

- t t の投稿
環境: texlive2023 LuaLaTeX ltjsarticle 本題: 索引を4段組みにしたいです。 現状2段組みなのですが、多くの見出し語に対してはあまりにもページ数と見出し語の場所が離れていて、見にくい状況です。 そこで、索引を4段組にしたい(ただし、4段組みに収まらない幅の見出し語は開業されるようにもなって欲しい)という状況です。 https://mirrors.ibiblio.org/CTAN/macros/luatex/generic/luatexja/doc/ltjsclasses.pdf こちらのリンクに条件付きで2段と3段を変えるものが載っているようなのですが、texのマクロに関する知識の不足で、これの改良で4段組みを作ることができません。 どのようにすればいいかご教示願いたいです。 なお、現在 istファイルで索引の形式を指定しており、それも引き続き使えるようになっていると嬉しいです。

Windows・TeX Live2023のLuaLaTeXで作ったPDFでSyncTeXが正しく動作しない。

- O の投稿
LuaLaTeXで作成したPDFで、SyncTeXを使用して、PDFファイルからソースコードの該当箇所に移動しようとすると、ズレた場所に移動してしまいます。
TeX Live2023を使ってWindows 11にインストールしました。
Visual Studio CodeとLaTeX Workshopの組み合わせと、TeXworksで試し、どちらでも正しく移動できませんでした。
複数のマシンで確認しました。

以下の例ではSyncTeXは正しく動きました。
・同じマシンでupLaTeX+dvipdfmxで作成したPDF
・別のマシン(Windows10)でTeX Live2022のLuaLaTeXで作成したPDF
・WSLのUbuntu 22.04でTeX Live2023のLuaLaTeXで作成したPDF

過去のTeX Liveのメーリングリストで同様の報告があるのですが、TeX Live2021でのことで、TeX Live2022で修正されたとのことでした。
TeX Live2021でもlualatexの64bitバイナリを使うことで回避できるとのことなのですが、TeX Live2023ではもともと64bitバイナリのはずなので同様の回避策は取れませんでした。
https://tug.org/pipermail/tex-live/2022-January/047670.html

サンプルコードを添付します。1から10の数字の場所でSyncTeXを使うと、\end{document}に移動してしまいます。
コンパイルコマンドは以下です。
lualatex -synctex=1 test.tex

\documentclass{article}
\begin{document}
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10
\end{document}

行間を一定に保って\rubyを用いる

- t bz の投稿
\rubyを用いると、行間が微妙に変わってしまいます。 行間を一定に保つにはどうすれば宜しいでしょうか。

prooftree環境について

- mathema の投稿
\documentclass[titlepage]{article}
\usepackage[utf8]{inputenc}

\newcommand{\maru}[1]{\ooalign{
\hfil\resizebox{.8\width}{\height}{#1}\hfil
\crcr
\raise.1ex\hbox{\large$\bigcirc$}}}%encircle
\usepackage{fancybox}%about frame
\usepackage{luatexja}%japanese
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{positioning}
\usetikzlibrary{cd}%tikzcd
\usetikzlibrary{decorations.pathmorphing}
\usepackage{xcolor}
\usepackage{graphics}%reverse
%$\usepackage[margin=15mm]{geometry}%Make margin small
\usepackage{graphicx}%about scalebox
\usepackage{amsmath,amsfonts,amsthm,amssymb,amscd,ascmac}%in order to higher formula and mathfrak and so on.
\usepackage{latexsym, mathtools}%arrow
\usepackage[T1]{fontenc}%※
\usepackage{textcomp}%※
\usepackage{bussproofs}%prooftree
\usepackage{pifont}
\usepackage{subfigure}
\usepackage{lscape}%%revolve
\usepackage{stmaryrd}%bracket
\usepackage{cancel}%diagonal line on a letter
\usepackage{hyperref}%
\usepackage{comment}

\newtheorem*{defi}{Definition}
\newtheorem*{thm}{Theorem}
\newtheorem*{prop}{Proposition}
\newtheorem*{lem}{Lemma}
\newtheorem*{exa}{Example}
\newtheorem*{cla}{Claim}
\newtheorem*{exe}{Exercise}
\newtheorem*{cor}{Corollary}
\newtheorem*{rem}{Remark}

\newcommand{\red}[1]{\textcolor{red}{#1}}

\renewcommand{\baselinestretch}{1.3}%Leave a space between lines

%\usepackage{fancyhdr}

%\pagestyle{fancy}
%\rhead{\thepage}%
%\parindent = 0pt%no indent

\begin{document}

\begin{prooftree}
\AxiomC{$\mathcal{G}_{\neg A}\left(
\parbox{.2\linewidth}{
\begin{prooftree}
\alwaysNoLine
\AxiomC{$\mathcal{D'}$}
\UnaryInfC{$A,\Gamma\Rightarrow$}
\end{prooftree}}\right)$}
\RightLabel{$(An)$}
\UnaryInfC{$\Gamma\Rightarrow\neg A$}
\end{prooftree}

\end{document}

の様に入力したのですが以下のようなエラーが発生し出力されません

main.tex
line 1022
! Proof tree badly specified..
\DisplayProof ...age {Proof tree badly specified.}
\fi \edef \curBox {\thecur...
\end{prooftree}}\right)$}

cloudlatexでやっています。

やりたいことは証明図の一部を括弧で覆いその左横に文字を出力したいです。

よろしければご教授お願いします。

jlreq.cls の \endnote のバグ? \obeylines が有効な状態で \endnote を使用し,\obeylines が無効な状態で \theendnotes が実行されると,endnote 内で改段落以後のインデントがずれる.

- Lemures Lemniscati の投稿

Cygwin + Tex Live 2023 を使用しています.

This is LuaHBTeX, Version 1.16.0 (TeX Live 2023/Cygwin)
LaTeX2e &lt;2022-11-01&gt; patch level 1
 L3 programming layer &lt;2023-02-22&gt;
Document Class: jlreq 2023/03/05 jlreq

問題点

  1. lualatex で jlreq.cls を使用し,
  2. \obeylines が有効な状態で \endnote を使用し,
  3. \obeylines が無効な状態で \theendnotes が実行されると,
  4. endnote 内で,改行による改段落以後のインデントがずれる.

再現方法

例えば下記の test.tex を lualatex で処理しますと, 2番目の \endnote のインデントが改段落以後ずれます.

--- test.tex ---

\documentclass{jlreq}
\begin{document}

\begingroup\obeylines%
テスト\endnote{改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.%
\par%
改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.}
\endgroup

\begingroup\obeylines%
テスト\endnote{改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.
改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.改段落を含むながい endnote をいれる.}
\endgroup

\theendnotes
\end{document}

期待すること

\obeylines が有効な状態で \endnote を使用し,\obeylines が無効な状態で \theendnotes が実行されても,endnote 内で(改行による)改段落以後のインデントがずれることがない.

現状の回避方法

最初の \endnote のように,\obeylines が効いた状態の \endnote 内では改行による改段落をさけ \par を使うこと.

そのほか

バグとは呼べないかもしれませんが,想定外の挙動だったので報告させていただきました.

TeX Live 2023 platexの挙動とfmt作成エラー

- Yoshihiro AOKI の投稿
あおきと申します。3点に分けて書きます。

Windowsのplatexで処理が通るフォルダをmacOSに共有して処理するとエラーになりました。

! Bad character code (19968).

(1)
platex -vの表示は,

macOS Ventura:
e-upTeX 3.141592653-p4.1.0-u1.29-230214-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2023)
kpathsea version 6.3.5
ptexenc version 1.4.3

(install-tl-unx.tar.gz,2023-11-18 09:45でUNIXインストール)

Windows 11 ARM:
e-pTeX 3.141592653-p4.1.0-230214-2.6 (sjis) (TeX Live 2023)
kpathsea version 6.3.5
ptexenc version 1.4.3

(texlive2023-20230313.isoでインストール)

同時期のインストーラーではないのですが,TeX Live 2023の途中でeptexとeuptexへの変更があったのでしょうか。

(2)
結局,Windowsのfmt作成時のログを参考にmac側で

eptex -ini -etex -jobname=platex2 -kanji-internal=sjis platex.ini

でplatex2.fmtを作り,binディレクトリにplatex2をeptexへのシンボリックリンクとして処理が通りました。

(3)
macOS側のinstall-tlは今日付のものですが,

euptex
uplatex-dev
uplatex
uptex

の.fmtがエラーで作成されていませんでした(ログを添付)。
作成されたのは,

platex-dev
platex

私は外付けのSSDにインストールしているため,確認したフォルダは

/Volumes/ssd/texlive/2023/texmf-var/web2c/euptex

です。platex.fmtがeuptexフォルダにあることがここでも確認できました。

TeX Live 2023のインストール時はフルスキームを選択,ポータビリティon,ソースドキュメントのインストール省略をいじりました。それ自体は関係ないと思っているのですが。

質問書きながら処理が通ったので,ひとまず,ご報告まで。開発系の議論をぜんぜん追えていないので,既知の事項でしたらお詫び申し上げます。